あのんの辞典

 

 

「れ」

 

 

【例外】(れいがい)名詞 例外であることを免罪符にしてはいけない。例外は例外として認識し、そして例外であるがゆえに対処方法をあらかじめ確実に決めておくのがよろしかろう。

 

【礼儀】(れいぎ)名詞 社会で人間関係を良好な状態に保つため歴史的に蓄積された技術方法の総称。人間関係が良好である必要のない社会では礼儀は存在しえず、ゆえに礼儀を知らない人と接することの危険性を指摘する意見には注意を払ったほうがいい。

 

【歴史】(れきし)名詞 腐るほどあると誇って自称しても、それが人間の成長になんら寄与していないという事実を人類に提示してくれたありがたみには感謝しておこう。

 

【劣等感】(れっとうかん)名詞 自らの劣等感を素直に認める度量のある人物は、その劣等感を分析し問題点を発見し、是認と受容を経て解決への道筋をそのうちに見出す。劣等感でただ不快になるだけの者は、その不快さに死ぬまでつきあい続ければいい。

 

【恋愛】(れんあい)名詞 性欲による誤解と自分勝手な思い込みによって成り立つ感情とそれによって惹起される状態の総称。誤解を欲せざるをえない自分という人間を生きているうちに自覚できれば、死ぬまでにもう少し先へ進めるかもしれない。また、友情が信頼と尊重によるものであることを考えれば、恋愛と友情は両立は可能だが互いに独立している。

 

【恋愛小説】(れんあいしょうせつ)名詞 単純化した基本形は以下である。

 男「入れたい」

 女「入れて」

 男の「入れたい」に対して女が無関心であったり拒否した場合は失恋小説になり、拒否しているのに無理やり入れると強姦小説となり、これは犯罪である。

 また、男が無関心であったり拒否しているのに女が「入れて」と迫るのは淫乱小説であり、拒否しているのに無理やり入れさせるとSM小説になり、これもほとんど犯罪である。

 わたしが恋愛小説なるものを好まないわけがわかっていただけたろうか。

 

【連座制】(れんざせい)名詞 失敗しても殺されるのが自分だけなら、某国はずっと以前に某国ではなくなっていたろうに。

 

【連呼】(れんこ)名詞 叫ばれている言葉からなにを主張したいかはわかるものの、連呼されるという被害により絶対にその主張には同調してやるものかと被害者に思わせる馬鹿げた意見の主張の仕方。